マウスピース・
ナイトガード

当院のマウスピースについて

当院のマウスピースについて「マウスピース」とは、各目的に応じた形状・機能を持つ器具の総称です。よく知られたものとしては、スポーツ選手が使うマウスピースが挙げられます。
永山歯科医院では、歯ぎしり・食いしばり対策としての「ナイトガード」、下顎を前方に誘導・保持し気道を確保する「睡眠時無呼吸症候群用マウスピース」、歯・舌・歯茎・粘膜を衝撃から守る「スポーツ用マウスピース」などに対応しております。
いずれも、歯型取りをして、噛み合わせも考慮して作製するものであり、市販されているマウスピースとはフィット感が異なります。それぞれのマウスピースの役割を十分に果たし、本来の目的を達成するためにも、マウスピースは歯科医院で作ったものを使用することを強くおすすめします。

マウスピースの種類

ナイトガード

ナイトガード歯ぎしりによる歯・歯茎・顎の骨へのダメージを軽減することを大きな目的とします。歯のすり減りや破折、歯茎退縮、顎の骨の吸収および歯周病の悪化を防ぐ効果も期待できます。
また、マウスピースを装着することで噛む高さが増し、噛み締めづらくなるため、顎の筋肉をリラックスさせる顎関節治療として用いられることもあります。
保険適用となるマウスピースです。

睡眠時無呼吸症候群用

マウスピース

睡眠時無呼吸症候群用マウスピース気道が狭くなることで起こる睡眠時無呼吸症候群に対しては、マウスピースを使った治療が有効になることがあります。顎の位置を前方に誘導・保持することで、舌が後方に落ちづらくなり、気道が確保されます。これにより、無呼吸やいびきの改善が期待できます。
当院では、保険・自費のいずれにも対応しております。

スポーツ用マウスピース

スポーツ用マウスピーススポーツ中に受ける衝撃から歯・舌・歯茎・粘膜を守ったり、脳や頚椎へのダメージ軽減を図ったりするためのマウスピースです。
また、歯を傷めることを心配せずに噛み締められるため、心身のパフォーマンス向上も期待できます。
自費診療となるマウスピースです。

セルフタイプ

セルフタイプ近年、湯煎などによって加熱し、形状を記憶できるマウスピースが売られています。
ただ、歯科医院で歯型取りをして作製するマウスピースとは、精度・フィット感に大きな違いがあります。また歯学的な噛み合わせを考慮して調整することができないため、噛み合わせの悪化や顎関節症発症のリスクがあります。
安価で手軽という魅力はありますが、歯科のプロからの意見としては、どのような目的であれ、使用はおすすめいたしません。

睡眠時専用マウスピース

「ナイトガード」とは?

睡眠時専用マウスピース「ナイトガード」とは?ナイトガードとは、睡眠中の歯ぎしり対策として使用されるマウスピースです。「ナイト」とついており基本的には睡眠時に装着するものですが、日中に食いしばる癖がある方は、夜間以外の時間も使用していただけます。透明で薄く、歯面にフィットしているため、ほとんど目立ちません。
歯ぎしりや食いしばりは、なかなかご自分では気づけません。家族から指摘された時、歯科医院で歯ぎしりや歯のすり減りを指摘された時には、一度当院にご相談ください。

このような症状は
ありませんか?

このような症状はありませんか?

  • 起床時に顎が疲れている、痛い
  • 歯のすり減りがある
  • 被せ物が何度も外れる
  • 歯科医院で歯ぎしりや食いしばりを指摘された
  • 集中している時に食いしばる癖がある
  • 口を開く時に痛みがある、開きづらい、異音が鳴る

上記のような症状がございましたら、お早めに当院にご相談ください。歯ぎしり・食いしばりは、顎関節症との関連も指摘されています。

歯ぎしりや食いしばりに
ついて

歯ぎしり・食いしばりのいずれも、無意識ながら強い力が発生しており、歯のすり減りが進むだけでなく、歯にヒビが入ったり、割れてしまう原因になることもあります。また、歯だけでなく、歯茎や顎の骨、顎関節にも過剰な負荷がかかっており、放置していると歯周病や顎関節症のリスクが高まります。
なお歯ぎしりは大きく、以下の3種類に分類されます。特にお口の健康を害するのは、グラインディングとクレンチングです。

グラインディング

もっとも一般的で、頻度の高い歯ぎしりです。
上下の歯を擦り合わせることで、ギリギリ、ガリガリといった音がきこえます。まわりの人がきくと、驚くほどの大きさで響きます。

クレンチング

上下の歯を擦り合わせるのではなく、単純に強く噛みしめる歯ぎしりです。
そのため、音はきこえません。

タッピング

上下の歯を、軽くぶつけるタイプの歯ぎしりです。
カチカチと音が鳴ります。

虫歯になりやすくなる?

歯ぎしりを放置するリスク

歯ぎしり・食いしばりを放置することで、以下のようなリスクが生じます。

歯のすり減り、虫歯・知覚過敏

歯と歯が擦れることで、徐々にエナメル質が削れていきます。エナメル質が削れると、その下の象牙質が露出します。象牙質はエナメル質のような虫歯に対する抵抗性がないため、簡単に虫歯になってしまいます。また、ちょっとした刺激でも痛みを感じる知覚過敏の原因にもなります。

歯周病

歯ぎしり・食いしばりは歯だけでなく歯茎・顎の骨にも過剰な負荷をかけます。これにより炎症が発生・悪化すると、歯周病のリスクが高まります。歯茎の退縮、顎の骨の吸収も、より早くなります。

歯の破折

歯ぎしり・食いしばりによって、歯にヒビが入ったり、割れたりしてしまうことがあります。
見えないような小さなヒビであっても、そこから知覚過敏を起こしたり、歯の神経の感染を招いてしまうことがあります。

顎関節症

歯ぎしり・食いしばりは顎関節症との関連が指摘されています。顎関節・顎の筋肉の緊張を強いることで、顎関節症のリスクが高くなると考えられます。

ナイトガードの
メリット・デメリット

メリット
  • 歯のすり減りや破折を予防し、虫歯や知覚過敏のリスクを上昇させない
  • 詰め物や被せ物の脱落を防ぐ
  • 歯茎や顎の骨へのダメージを軽減し、歯周病の発症・悪化のリスクを抑制する
  • 噛み合わせを考慮した設計がなされることで、噛み合わせの改善が期待できる
  • 噛み合わせに高さが出ることで、顎の筋肉をリラックスさせる(顎関節症の予防)
デメリット
  • 保険診療となるが費用が発生する
  • 使い始めは違和感を覚えることがある
  • 使用ごとに簡単な洗浄が必要(流水を当てながら、歯ブラシで優しく磨く)
  • 変形、破損した場合には作り直しが必要

睡眠時無呼吸症候群用

マウスピースについて

睡眠時無呼吸症候群用マウスピースは、睡眠中に何度も無呼吸状態になる「睡眠時無呼吸症候群」の治療で使用されます。
顎を前方に誘導・保持するという特殊な構造により、気道を確保することで、無呼吸やいびきを改善します。

睡眠時無呼吸症候群
(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?睡眠時無呼吸症候群の多くは、肥満・扁桃腺やアデノイドの肥大・舌が大きいなどといった原因により、気道が狭くなることで無呼吸状態に陥ります(閉塞型睡眠時無呼吸症候群)。
無呼吸によって全身への酸素・栄養の供給が滞るため、狭心症・心筋梗塞、高血圧、動脈硬化、脳卒中、糖尿病などのリスクが高まります。また、日中に強烈な眠気に襲われるため、仕事などに支障をきたしたり、運転中の重大な事故へと繋がる危険性があります。

睡眠時無呼吸症候群症状
チェックリスト

  • 無呼吸、いびきを家族に指摘された
  • 夜中に何度も目を覚ます
  • 睡眠中に息苦しさを感じる、ハッと目を覚ます
  • 起床時に喉が異様に渇いている、頭痛がする
  • しっかり寝る時間をとったはずなのに、日中に眠い
  • 重要な会議、試験などで居眠りをしてしまう

睡眠時無呼吸症候群は、単に「いびきをかく病気」ではなく、健康やQOLへの多大な悪影響が懸念される病気です。特に睡眠時無呼吸症候群の放置によってリスクが高くなる心筋梗塞、脳卒中などは、命にかかわる疾患です。
無呼吸やいびきといった夜間の症状、眠気や集中力低下といった日中の症状にお悩みの方は、お早めに当院にご相談ください。

※内科、循環器内科などで睡眠時無呼吸症候群の診断を受けた方は、診断書をお持ちください。保険診療としてマウスピースが作製できます。また当院では、より高い効果の期待できる自費のマウスピースもご用意しております。
※睡眠時無呼吸症候群ではないけれどいびきを改善したいという場合には、マウスピースの種類を問わず、自費診療となります。予めご了承ください。

運動時の衝撃から体を守る
スポーツマウスピース
について

運動時の衝撃から体を守るスポーツマウスピースについてスポーツ中には、転倒、ボールなどの道具・選手との接触、あるいは力を込めた時の食いしばりにより、口腔へと大きな負荷がかかる瞬間があります。
こういった時に、歯・歯茎・顎の骨・顎関節などに伝わる衝撃を和らげてくれるのが、スポーツ用マウスピースです。また、脳や頚椎へのダメージ軽減、心身のパフォーマンス向上といった効果も期待できます。

スポーツマウスピースの

装着が義務化されている競技

  • 中学・高校ラグビー
  • キックボクシング
  • アイスホッケー
  • 極真空手
  • アメリカンフットボール
  • インラインホッケー
  • 女子ラクロス

マウスピースのお手入れ方法

マウスピースのお手入れ方法マウスピースを外したら、洗面所などで流水に当てながら、歯ブラシで優しく洗います(歯磨き粉は不要)。洗い終わったら、水気をとって、ケース等で保管します。

注意点

  • 熱湯はマウスピースの変形に繋がるため、使用しないでください。
  • 歯磨き粉は、マウスピースを傷つけてしまう恐れがあるため、使用しないでください。
  • 基本的に流水+歯ブラシでマウスピースの清潔は保てますが、気になる方は専用の洗浄剤をご使用ください。
  • 変形、破損などが見つかった場合には、使用を中止し、歯科医院で作り直してください。
  • お子様が使用になる場合には、顎の発達に合わせて、大人より小まめに作り直す必要があります。小さくなったものを無理に使い続けると、歯並びや噛み合わせへと影響します。

マウスピースの費用

項目 費用(税込)
ナイトガード(保険適用)  〇〇円
睡眠時無呼吸症候群用マウスピース(保険適用)  〇〇円
睡眠時無呼吸症候群用マウスピース(自費)  〇〇円
スポーツマウスピース(自費)小学生  〇〇円
スポーツマウスピース(自費)中学生  〇〇円
自費治療の再診料 3,300円
自費のメンテナンス片額 5,500円
クリニックホームページ作成クリニックホームページ制作
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