親知らずを抜いた方が良いケース
親知らずの抜歯を積極的におすすめするのは、すでにトラブルが起こっている場合、もしくは後になってトラブルが予想される場合です。放っておくと状況が悪化して抜くのが大変になることもあるので、下記の場合は早めの抜歯をおすすめします。
親知らずが頭を出していて、きちんと生えそうにない場合
親知らずが斜めに傾いている、横に倒れているなどしていて、かつ歯茎から一部歯が見えている場合です。この場合、最終的にきちんと生える見込みがなく、トラブルを起こす可能性が高いため、症状を出す前に抜歯をおすすめします。
虫歯になっている場合
親知らずそのものが虫歯になってしまっている場合、もしくは隣の歯に虫歯を作ってしまっている場合には早めの抜歯をおすすめします。
痛みや腫れを繰り返している場合
親知らずの周囲が炎症を起こして痛みや腫れを繰り返している場合です。
歯並びをずらしている、もしくはそのリスクが高い場合
親知らずが手前の歯を押してしまっていて歯並びがだんだんずれてきている場合、もしくはいずれそうなる可能性が高い場合です。
顎関節症を起こしている場合
親知らずの噛み合わせが原因で顎関節症を起こしている場合です。
親知らずが歯茎や頬を傷つけている場合
親知らずが傾いて生えてしまっているなどして頬の粘膜を傷つけている、もしくは親知らずが向かい合わせの歯茎を噛んで傷つけてしまっている場合です。
のう胞ができている場合
親知らずが骨に埋もれていて特に問題を起こしていなくても、レントゲン上で周囲にのう胞を作ってしまっている場合には、将来のトラブルを避けるために症状がなくても抜歯をおすすめします。